療養型病棟改変に伴う介護医療院開設のお知らせ
当院では長らく療養型病棟として4階2病棟(医療療養型30床/介護療養型30床)を運営してまいりましたが、この度病棟を改変し、新たに「介護医療院」を開設することとなりました。
厚生労働省は2006年の時点で2011年度末までに「介護療養病床」の廃止と新しい介護保険施設の設置を決定し、医療と介護の役割を明確に分けることを目標としていましたが、「介護療養病床」の新施設への転換が進みませんでした。その受け皿となる新たな枠組みが「介護医療院」であり『要介護状態の高齢者が長期にわたって療養する生活施設』であると定義されています。2023年度末で廃止が決められた介護療養型医療施設に代わる施設として2018年4月に創設され、介護だけでなく医療面のケアを受けられるのが大きな特徴です。
地域の高齢化・慢性期医療介護ニーズの変容等を鑑みた結果、当院においても病棟再編が必要と考え、件の決断をした次第です。
新たに設置する「介護医療院 山北徳洲会病院」は以下のような方が利用対象となります。
◆要介護1~5の介護認定を受けた方
◆病状が安定しているものの胃ろうなどの経管栄養やインスリン注射、たん吸引、カテーテル
などの医学的管理が必要な方
◆食事や排せつなど日常生活上の支援と医療的ケアを要し長期にわたる療養が必要な方
◆日常生活を通した慢性期/維持期リハビリ対象の方
◆ターミナルケアや看取りにも対応
新たな枠組みの設立と運用に際し、11月中より4階の一部を改修するため施工業者の出入りや工事音が発生いたします。ご不便・ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんが、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
山北徳洲会病院 病院長